試料取扱いガイドライン
本ガイドラインは、法人、個人事業主その他の事業者向けに提供する、鳥の遺伝子検査サービスにおける試料の取扱い方法をまとめた実務ガイドです。
正確な検査結果をご提供するため、必ず本ガイドラインおよび各検査項目の案内に沿ってご対応ください。
1. 本ガイドラインの目的・適用範囲
本ガイドラインは、forbird(以下「当店」といいます。)が提供する鳥の遺伝子検査について、検査に使用する試料の適切な取扱い方法を定めるものです。
検査項目によって、対象となる鳥種、使用できる試料、必要量、採取方法、保管方法および送付方法が異なります。必ず、お申込みいただく検査項目の案内をご確認ください。
2. 対象となる鳥種・個体
2-1. 性別判定
インコ・オウム類、フィンチなどのスズメ目、フクロウ・タカ・ハヤブサなどの猛禽類、ハト類、カモ類など、幅広い鳥種の性別判定に対応しています。
ただし、以下に該当する鳥種および個体は受け付けておりません。
- ダチョウ、エミューなどの古顎類
- 法令に違反して捕獲、入手、飼育、譲渡または輸入された個体
- 必要な登録、届出または許可等を確認できない個体
- その他、当店が検査困難と判断した鳥種または個体
2-2. 感染症検査(病原体由来核酸の検出)
以下に該当する個体は受け付けておりません。
- 法令に違反して捕獲、入手、飼育、譲渡または輸入された個体
- 必要な登録、届出または許可等を確認できない個体
- その他、当店が検査困難と判断した鳥種または個体
なお、以下に該当する場合は、試料を送付する前に当店へご連絡ください。
- 複数の個体に同様の症状が認められる場合
- 施設内で感染症の集団発生が疑われる場合
- 重篤な症状が認められる場合
- 行政機関、獣医師または検査機関から、試料の取扱いまたは送付方法について特別な指示を受けている場合
- 通常の包装・送付方法では、安全な取扱いが困難と考えられる場合
3. 検査項目と指定試料
3-1. 性別判定
性別判定では、羽根、卵(卵殻膜)、爪または血液を試料として使用できます。
3-2. 感染症検査
感染症検査では、検査項目によって使用できる試料の種類が異なります。お申込みの検査項目で指定された試料をご用意ください。
同じ個体から複数の検査を行う場合でも、検査項目ごとに必要な試料の種類が異なることがあります。
4. 取扱い可能な試料の種類
以下は、当店が鳥の遺伝子検査で取り扱う主な試料です。検査項目ごとに使用できる試料が異なるため、各検査項目の案内をご確認ください。
- 換羽で自然に抜けた羽根、または生体から抜いた羽根を3枚以上ご用意ください。
- 換羽の羽根を使用する場合、できるだけ抜けて間もない、大きな羽根をご用意ください。
- 根元(羽軸根)が残っている羽根が必要です。
- 対象個体の血液が付着していても問題ありません。拭き取らずに送付してください。
※綿羽、羽軸のない小さな羽根、糞便や飲み水などで著しく汚染された羽根は使用できません。
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- 孵化後の卵殻で、内側の卵殻膜が残っているものをご用意ください。
- 卵殻全体でなくても、卵殻膜が付いた一部分を試料として使用できます。
- 輸送中に粉々にならないよう、緩衝材などで保護してください。
※孵化前の卵は受け付けておりません。
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- 切った爪を3本以上ご用意ください。
- できるだけ長さのある爪をご用意ください。目安として2mm以上を推奨します。
- 対象個体の血液が付着していても問題ありません。拭き取らずに送付してください。
※深爪や過度な出血にご注意ください。採取に不安がある場合は、獣医師等にご相談ください。
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- 清潔なろ紙やキッチンペーパー3枚以上、もしくは綿棒3本以上に微量の血液を染み込ませてください。
- 血液を染み込ませた後は、他の物に触れない清潔な場所で十分に乾燥させてください。
- 爪先などから採取する場合は、出血量を最小限にしてください。
※採取後は必ず止血を確認してください。採取に不安がある場合は、獣医師等にご相談ください。
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5. 試料の採取方法
複数個体の試料を取り扱う場合は、他の個体由来のDNA、病原体または付着物が混入しないよう、個体ごとに分けて採取してください。
他の個体由来の物質が混入すると、検査結果に影響を与える可能性があります。
- 手袋または清潔な手で試料を採取してください。
- 1個体分の採取と包装を完了してから、次の個体の試料を取り扱ってください。
- 個体が変わるたびに手袋を交換するか、石けん等で十分に手を洗ってください。
- 可能な限り、使い捨ての採取器具を使用してください。
- 爪切り、ピンセット、はさみなどを再使用する場合は、個体ごとに適切に洗浄・消毒し、十分に乾燥させてください。
- 獣医師から個別の指示を受けた場合は、その指示に従ってください。
6. 試料の包装方法
- 試料は、包装前に十分に自然乾燥させてください。水分が残った試料を密閉すると、腐敗やカビ、核酸の劣化の原因になります。
- 十分に乾燥させた試料を、個体ごとに清潔なチャック付きポリ袋へ入れてください。
- 同じ個体であっても、異なる種類の試料を送付する場合は、試料の種類ごとに分けてください。
- 各試料の袋または容器には、申込み内容と照合できるよう、鳥種、管理番号(または鳥のお名前)、必要に応じて検査項目を記載してください。
- 専用容器または個別の包装方法が指定されている場合は、各検査項目の案内に従ってください。
- 検査項目に応じて、配送事業者の取扱条件に従い、漏出防止を含む適切な三重包装等を行ってください。送付可否や包装方法に不明点がある場合は、試料を送付する前に配送事業者にご確認ください。
7. 試料の保管方法
- 採取した試料は、可能な限り速やかに当店へ送付してください。
- 送付するまでは、直射日光、高温多湿、水濡れを避けて保管してください。
- 検査項目によって、冷蔵または冷凍での保管が指定されている場合があります。指定された保管条件に従ってください。
8. 試料の送付方法
個体ごとに包装し、必要事項を表示した試料を、外装となる封筒または箱にまとめて入れてください。
- 外装の中で試料袋や容器が破損・開封しないように梱包してください。
- 必ずお申込みを行ってから試料を送付してください。
- 必要に応じて、配送事業者に送付の可否および送付方法を事前に確認してください。配送事業者から指定があった場合は、その指示に従ってください。
送付先住所および検査項目ごとの送付条件は、お申込み完了メールまたは各検査項目の案内に記載しています。
9. 受付できない試料
以下に該当する試料は、検査を実施できない場合があります。
- 個体を識別する情報が記載されていない試料
- 複数個体の試料が混在しているもの
- お申込み内容と、試料袋または容器に記載された情報が一致しないもの
- 検査項目が記載されておらず、使用目的を確認できないもの
- 検査に必要な量を著しく満たしていないもの
- 湿潤、腐敗、カビまたは著しい汚染が認められるもの
- 容器や袋が破損し、内容物が漏出しているもの
- お申込みの検査項目で指定されていない種類の試料
- 指定された保管条件または送付条件を満たしていないもの
- その他、安全な取扱いまたは適切な検査が困難と当店が判断したもの
10. 検査後の試料の取扱い
検査後の残余試料の取扱いについては、 サービス利用規約 に従います。
11. 本ガイドラインと利用規約の関係
本ガイドラインは、試料の採取、保管、包装および送付に関する実務上の指針です。
サービスの提供条件、検査結果の取扱い、免責事項その他の条件については、 サービス利用規約 に従います。
12. 改定について
本ガイドラインは、検査項目の追加、検査手法の変更、試料取扱い方法の見直しまたは運用改善等に伴い、予告なく改定される場合があります。
試料を取り扱う際は、最新の本ガイドラインをご確認ください。
