PBFD (psittacine beak and feather disease, オウム類嘴羽毛病)

原因Beak and feather disease virus (BFDV)による感染

分類:サーコウイルス科 (Circoviridae)
ゲノム:環状一本鎖DNA
ゲノムサイズ:約2 kb
エンベロープ:なし
感染する鳥種 (宿主)インコやオウムを含むオウム目の鳥類全般
※オウム目以外の鳥類でも感染報告あり
※ヒトへの感染は確認されていない
主な症状羽毛の成長異常(羽毛の脱落や不規則な生え方)
くちばしや爪の異常(くちばしが割れる、成長が不規則になる)
免疫力の低下による二次感染のリスク増加
食欲不振、体重減少、活動性の低下
感染経路感染した鳥の体液、羽毛、排泄物を介した接触、または空気中の塵による感染
診断方法主にPCR検査
治療方法根本的な治療方法なし
予防策感染した鳥との接触を避ける
鳥の飼育環境を清潔に保つ
定期的な健康診断を行う

引用

DJ Fogell, et al. Beak and feather disease virus in wild and captive parrots: an analysis of geographic and taxonomic distribution and methodological trends. Arch Virol. 2016 Aug;161(8):2059-74.

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